忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「わが母のうた」から

2011-06-12 | 昔語り

 裏に植わっているグミの木。昨年思いっきり短く切ってもらったせいか今年は実が沢山なっているのを発見した。今までは実がなっても鳥や虫に喰われてでこぼこだらけだったのが今年はどれもきれいだなあ・・・と考えていたらふと「あらぐさの実がうーれて土ふかく芽生える朝にーー」という歌を思い出していた。頭の中は次から次へと関連したことを繋げていく。グミの実がどうしてあらぐさの実に繋がるのか??。。面白い。

 

    

そこから「心にゃ夜はないいつも夜明けだ!心にゃ夜はないいつも夜明けだ!!」「がんばろう!突き上げる空にくろがねの男のこぶしがある。もえあがる女のこぶしがある。闘いはここから 闘いは今から」

昔 よく歌った歌が出てきた。あの頃はみんな若かったし元気もいっぱいあり、怖いもの知らずで動き回っていた。歌はいつもついて回って心をひとつにして仲間と歌うと一層元気がでた。

アコーディオンを弾くひまわり合唱団のTさんがすごい人に思えた。私もちょこっとだけその合唱団に通ったことがあったっけ。

   

( 数年前の高齢者大会で何十年振りかにお目にかかったTやん 年をとっておられてびっくりしたがアコーディオンの音は昔のまま! )          

高校で音楽部に少しの間所属していた私だが卒業した先輩に誘われて行って聴いた「地底のうた」に驚いた。「落盤だ!-」という大きな声とともに力強い歌声が始まった。それまでは普通一般的なコーラスしか知らなかっただけに強力な印象を受けた。これが「うたごえ」との出会いだったのだろう。

荒木 栄の歌はどこの集会にいってもよく歌われた。「沖縄を返せ」「この勝利ひびけとどろけ」「わが母のうた」「仲間のうた」「星よお前は」などで他の人の歌では「翼をください」「しあわせの歌」「世界をつなげ花の輪に」「友よ」「インターナショナル」「どこまでも幸せもとめて」「手のひらのうた」などをよく歌った。

「エルベ河」「仕事の歌」「泉のほとり」「カチューシャ」と続き「切手のないおくりもの」が私の歌声の最後の方になったからその後の歌はあまり知らない。

2年ほど前だったか京都であった日本の歌声祭典に初めて行って来たが迫力があり、元気を一杯もらえとてもよかった。

歌はやっぱり人々を結びつけ生きる勇気に繋がるのかもしれない。

          

 

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