忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「原発ってどんなもの」の学習会へ

2011-06-27 | 世の中のこと

土曜日に退院後初めての会合に知人の車で参加した。「原発ってどんなもの」という新婦人の学習会だった。

医師の福田先生の話は最初に会場からの質問に沿ってレジュメに基づいて判り易く話された。

節電、節電と電力会社が言っているが、日本の水力発電所、火力発電所、原子力発電所、自家発電を合わせた発電設備の総量は100万kWの発電所に換算すると現在270基分ほどあるそうです。

ピーク時にどれだけの電気を使っていたのかというと、これまで水力発電と火力発電でまかなえる電力の合計以上になったことはほとんどなく一時期わずかに足りなくなった時も企業などの自家発電で吸収できる範囲だということでした。

日本の発電設備容量と最大需要電力量の推移

火力発電では熱の50%が電力に。最新式では熱利用も含め効率80%

原子力では33%。残りは温排水として海へ。

だからといって節電しなくてもよいということではなく、何よりエネルギー消費を減らすことが大事です。世界中の人がアメリカや日本と同じようにエネルギーを使ったら地球はおしまいになる。

大量消費社会の見直しをしていくことが必要です。

石油が無くなってしまうから原子力という声がありますが、原子力のもととなるウランの方がずっと少ない希少資源だということを知りました。

(節電で会場は少し蒸し暑く2時間はちょっと疲れました。)