忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「人生に乾杯」・「マりーゴールドホテルで会いましょう」

2014-12-29 | 日々の業

年金生活者の様子が描かれた二つの映画。外国でも老後大変な人たちがいるのだなぁとしみじみ思った。

「人生に乾杯」  2007年にハンガリーで作られた映画

電気も止められ、思い出のダイヤのリングまで借金のカタにとられてしまう年金生活者の夫婦。
国家体制が激変したハンガリーで厳しい年金暮らしを強いられ遂に銀行強盗を決行、紳士的に強盗を重ねるその姿と、逃避行の過程での熟年夫婦の様子をユーモアをちりばめながら描かれている。

年金額を毎年減らしていこうという日本の現状。さてさてこの映画のように強盗はお話の上だけにしても老後破産も多い現実。人事とは思えない。

 

「マリーゴールドホテルで会いましょう」 2012年イギリスの映画

死んだ夫の借金のため、自宅を手放さざるを得ない老女。インドでの秘めた過去を持つ元判事。喧嘩ばかりの定年すぎの夫婦。人種差別丸だしの老女。結婚離婚を繰り返す老女。若い女性と異国での生活を夢見る初老の男。

優雅なリゾート生活を満喫しようとイギリスからインドにやって来た7人の熟年男女が、近い将来豪華になる予定のぼろホテルとジャイプールの街に圧倒されつつも、それぞれが新しい生き方を模索する姿を描く。

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