風のささやき 俳句のblog

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つくし手にギュっと放さぬ子の笑顔春の便りを母に届ける 【短歌】

2020年04月01日 | 短歌
子供が外に行きたいと騒ぐので
一人を抱いて
外に散歩に出かけました

まだ雪残る畦にはふきのとうが顔を出し
遅い春がここにも来ていることを伝えています

道を歩いていると
今度はつくしが群れて
顔を出していました

都会ではあまりお目にかからなくなったので
面白いなと思い
それを一本手折って
子供に握らせてみました

すると直ぐにそれを口に持って行こうとするので
手から放そうとしたのですが
固く手を握って放そうとしません

仕方がないので
口に入れないように注意しながら
家までの道を戻りました

家に着き
そのつくしを母親にあげてと言うと
今度はすんなりと手渡していました

子供心に珍しいものなので
母親に見せてあげようとでも
思ったのでしょうか
面白いものです