風のささやき 俳句のblog

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白壁に静かなるもの炎天下 【季語:炎天下】

2018年08月04日 | 俳句:夏 天文
照りつける陽射しが
すべてを黙らせてしまうような真昼時でした

僕も車から降りると
小走りするように
訪れた温泉宿の
風の通り抜ける部屋に逃げ込んだのですが

日陰を求めていたのは
僕だけではなかったようです
見ると温泉屋の白壁には
糸とんぼが羽をピクリとも動かさず休み
太陽を追い過ごそうとしているようでした

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