風のささやき 俳句のblog

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雨強し金木犀も終の香か【季語:金木犀】

2024年10月19日 | 俳句:秋 植物

会社帰りのこと
天気予報が見事に当たり
強い雨が降っていました

折りたたみの置き傘を開いたのですが
雨脚は予想以上に強く
駅まで歩くとズボンがびっしょりと濡れそうです

けれど予報では一時的な雨ではないので
仕方が無く雨の中を歩きだしました

すると鼻には予想をしていなかった
金木犀の微かな香り
こんな雨の中でも香るのだと
その香りの強さに少し驚くとともに

きっとこの雨で散ってもう
これが最後の香りだと
僕に伝えるために匂って来たのだと
そう確信めいたものを感じていました



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