「5年間サポートキャンペーン」というクルマのCMを聞いた。
キャンペーンでなく、ずっとそうすればよいのにと思った。
5年間というと2回目の車検直前まではサポートするという意味か。その後はどうなる、買い換えなさいというのだろうか。
その会社のページで5年間サポートキャンペーンとは何のことか調べてみた。
キャンペーンの対象になっている新車を買うと5年間サポートクーポンがもらえる。
そのクーポンにはふた通りの使い道があって、ひとつは「マイ○○サポート」、もうひとつは「特別金利ファイナンスの適用」だという。
「マイ○○サポート」は、早く言えば故障したら直してくれるということ、「特別金利ファイナンスの適用」はローンで買うかリースにするか、特別金利で選択できるとなっている。
何のことはない普通にそうすればよいことをキャンペーンと名づけて宣伝しているのではないか。
それはそうさ、キャンペーンってのは宣伝活動のことをいうのだから、何も不思議はないではないか、と言われそうである。
「これは宣伝活動です」という人はいないが「□□キャンペーン」といえば素直に受け入れられる。
キャンペーンは、期間を区切って焦燥感を湧出させ、それに応えればよいことがありそうな錯覚が起きることを期待して行う宣伝活動のことらしい。
キャンペーンというのはカタカナ・マジックの一種だった。