選挙の前に大騒ぎをして宣伝これ勤めたマニフェストが、目録だけで何がどうなったのか中間報告もない。
マニフェストとは、実にうまい名前をつけたものだと思う。
もともとは積荷目録の呼び名で、何をどれだけ積んだ、下ろすときにこれを見ながらチェックしてくれという、伝票なのだ。
伝票に契約書のような効力はもともとない。
伝票どおり積まれたかは積み込んだものの責任、運ぶ過程では運送するものの責任、下ろすときは荷下ろしするものの責任と、うまい具合に責任が分散されている。
下ろしたときに伝票どおりでも、それがしっかり受取人のところに届くかどうかには、総括責任を負った誰かがいなければならないので、誓約したつもりなどさらさらない者に、選挙のときの伝票をねたに揺さぶりをかけてみたところで空振りにしかならない。
カナ文字の名前についだまされて、誰が書いたかわからないような伝票の記載事項が、国の将来を左右するようなことに役立つなどと思ったのが、えらいうかつなことだったと言わなければならないだろう。
西洋伝来の言葉をカナ文字に置き換えたものは、それがどういうものであるかを、じっくり見てかからなければ、うっかり信用できるものではない。
マニフェストの効果は、それに気づいたことであったと思うことにしよう。
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