ついに二度目がやって来そう。
まさか生涯に二度の大気汚染を体験しようとは思わなかった。
大気汚染の元は化学反応、そこでは必ず熱が出ている。
出てくる有害物質は何とか捕まえようとみな考えるが、熱は、ついでに出てくるものだからと、つい粗末に扱われる。
これを捕まえて利用しようとなぜしないのか。
理由は、捨てたほうが安いという、人間の浅知恵でしかない。
燃料も、機械も、安く短く、そして売買行為が商人だけの仕事でなくなってしまった。
技術屋に物売りをさせ、ケイエイサンカなどと呼ぶ下手な仕事のさせ方が行きわたって、技術屋が技術の仕事を忘れてしまい、ショーバイに熱を上げて、無駄な熱を何とかしようなどと思っている暇もない。
技術一本で生きてもらえば、どれほどすばらしいモノができるか計り知れない人にも、金の算段に走り回らなければならないような、馬鹿なことをさせている。
それが社会の、国の大損失であることにみな目を向けない。
家庭用蓄電システムが量産を開始したと報ぜられた。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130214/265781/
放熱性に優れるラミネート型セルを採用し、万が一、セルが内部で発煙・発火しても酸素の流入を遮断して延焼を防ぐ構造にしてあるというが、やはり考えているのは「放熱」で、そこで捕まえることは設計思想からまったく飛んでしまっている。
熱を遮断するとか、放熱するとか、敵扱いではなく、味方にする方法は何かあると思うのだが、どうだろうか。