板橋で7月19日に小学2年の男児と中学3年の女子生徒が相次いで男に切りつけられたと報じられた。
頭のおかしいのがそう立て続けに出るのはおかしいから、模倣犯かと思っていたが、これがどちらも子供のうそだと2日後に明らかにされた。
2人は「親に心配してほしかった。ことが大きくなりすぎて言い出せなかった」と話しているという。
腕などの傷はたまたま付いていたと言っているそうだが、そちらのほうが問題だろう。
たまたまの説明にはどこかにうそがある。
自分の腕に傷がついて原因がわからないはずはない。
子供か親か、あるいは別の誰かの都合で言いたくないのだろう。
警視庁では、悪質性が低いことから、虚偽申告などの処分はしない方針だというが、これを悪質性が低いと見るところにも問題がある。
少なくとも、親には厳重注意ぐらいのことはしておかなければならないだろう。
こういううそを子供がつくには、親の責任が大きい。
それを軽く見させるのは、社会の責任が大きい。
うそをついたら恥、その気持がなくなってしまえば、うそはつき放題ということになる。
日本をとり戻すというなら、何代か続いて上塗りをしてしまった「うそつきの恥」を剥がすことからはじめなければならない。