頭を一口に文系理系と分けるのはおおざっぱ過ぎます。
理系でも、機械系、数学系、化学系、電磁子系の、メカ頭、マセ頭、ケミ頭、エレ頭はそれぞれ違います。
文系にも、論理系、情緒系の、ロジ頭、エモ頭がとりあえず思い浮かびます。
人々が実際に眼で見て確かめられることの得意なメカ頭の人が持つ独特の感覚は、本当に尊敬できるものと、しばしば思うことがあります。
機械は、出来上がったものでしか真似ができません。
紙に書けるものは、だいじであっても大したことがないという気がします。
ものにも作れない、紙にも書けない、そういうものは、みな眉唾、半分はうそと思っていれば、あとでがっかりすることもなさそうです。
技術の最先端が駆使されなければならない原子力の現場で、海の中で氷の壁を作る実験を春から始め、真夏になってようやくだめだと気づくという、こんなバカげたことは、メカ頭の人は考えないでしょう。