連休の道路交通情報は、聞く人を喜ばせるように工夫されているのではないかと、ふと思いました。
XX高速下りはYY時ごろ40キロの渋滞、と言われて、実際には30キロで済めば、ああ助かったと思うでしょう。
これが20キロという予報を聞いていて30キロの渋滞に遭えば、疲れは倍増することになります。
こういう情報には、予報と実際の差の設定に、利用者の満足度が係数になって、実質予想値と発表予想値の割合をどうするか、そんな計算もされているのではないかと想像できます。
この割合は誤差率ではなく、想定偏移率プラス誤差率ということになるでしょう。
想定偏移は常にマイナスです。
こういうマイナス希求、減って喜ぶ習性が身につくと、人々はどうなるでしょうか。
いつもは退歩満足感、ゆるゆるが心地よく、ときたま切迫向上感、ぎりぎりなら励みが出るという、それが続けば、なんともしまりがなく、いつのまにか顔つきまでそうなっていくような気がします。
いかがでしょうか。