食パンは1斤2斤という数え方をしますが、スーパーでは1斤ずつ袋詰になっているので、数え方は1袋2袋でしょう。
1個2個という人もいます。
半斤入りの袋もありますから、1個2個といっても、中身の量は2個分が1個分と、数を聞いただけではわけがわからなくなります。
斤という単位は重さのはずなのですが、実際に作って売られるパンの大きさがぐんと小さくなってしまったので、パン1斤は重さを表せなくなってしまいました。
仕方なく「包装食パンの表示に関する公正競争規約」という約束事を作って、食パン1斤は340グラム以上、小さすぎてはいけないが大きいのは自由とされているようです。
大型のパン窯を作り、塊を大きくして、鷹揚な売り方をすればどんどん売れるかもしれません。
しかし、スーパーの棚に載せるには、運び方も独自で、陳列棚も空間をうまく使えるような工夫と応用が必要になります。
1県2県という数え方も、その数に比例しているのは県庁所在地の数と県知事の人数だけです。
1人の議員が、どういう地域から選ばれるかということも、人口とは無関係になっていて、違憲のままのあわただしい選挙も終わりました。
単位とは、計算にのらない計数ができる、まことにおうよう自在なものであるようです。