ものまねは特殊な才能です。
人のまね、動物のまね、作り方のまねと、範囲はだんだん広がり、大がかりな様式のまねにまで伸びていきます。
見せるために演じるものまねのうちはよいのですが、まねる才能に溺れてしまうと、見せるためでは飽き足らなくなります。
文化に合わない様式のまねごとが、政治の場にまで持ち込まれることもあります。
必要性から出発してないものまね様式は、何十年続けてみてもうまくいきません。
二大政党制などもその一つでしょう。
ものまねが、演じるものの領域からはみだしたとき、その国の人々の、成長のバランスが崩れていきます。