"もうしん"で変換すると、猛進、妄信、盲信、盲進と四つの熟語が並びます。
続けて読んでいると、晩夏の夕暮れが頭に浮かびます。
会話中にこの話が出たとして、そのときのいちばん心地よい応答は、静かに響くあの虫のものまねです。
こちらもそれに引き入れられて合唱になれば、その場は最高の気分になれるでしょう。
四つの"もうしん"の"しん"の字には、こころを高ぶらせる"進"と、反対にこころを落ち着かせる"信"があります。
とかくわいわいがやがやと、こころを高ぶらせる話にはさして面白い話もないので、信に絞って、思いつくままにキーがどうすべるかを試してみようと思います。
でははじめに、妄信と盲信、これはどちらが先なのでしょうか。