相談という言葉には、ほのかな胡散臭さがただよいます。
漢字尻取りですぐ談合を思い浮かべるからでしょうか。
なんでも相談することが好きな人と、相談の嫌いな人がいます。
相談嫌いは、性格か、相談相手に恵まれないか、どちらかがそうさせます。
相談相手に恵まれないのも、性格がそうさせるので、もとをただせば、ほとんどの相談嫌いは性格ということになりそうです。
相談にも上手下手があります。
相談の仕方も経験の積み重ねになりますから、嫌ってそれをしなければ相談上手にはなれません。
相談嫌いの人が、相談にかかわる仕事、とくに要職や窓口業務に就いてしまうと、だれにとっても迷惑なことが起きます。
相談嫌いの人は、受けることも苦手なので、たらい回しで逃げ回り、いつも様子見事なかれという始末の仕方しかできないからです。