右翼は、政治的立場の位置づけ、政党の分類に用いられていた呼び名でしたが、政党が何を考えているのかわからない状況になった今では、自分は右翼でないと思っている人の感情的な偏見や先入観のもとに、敵対する人たちに色付けをするために使う言葉になっています。
国、皇室、国防の重要さを唱えれば、それを右翼的発言と名づけてみたり、ネット上でその論を唱えれば、もっといやらしくネトウヨと呼んでみたり、対立概念などどこかに飛んで行ってしまっています。
右翼に対立するなら左翼かというとそれも影が薄くなり、リベラルというこれまたわけのわからない呼び名が使われます。
リベラルと呼ばれるなら自由かというとそうでもなく、ガチガチに固まった奇異な信念をもつ人たちがそう呼ばれるようです。
右翼という言葉が正確に方向の呼び名であるのは、野球の外野手だけになりました。