南無煩悩大菩薩

今日是好日也

かお。

2005-05-28 | 日日是好日。

立派なお鼻の天狗はん。

どうなんでしょう? 
あの鼻はわしらと同じように軟骨でできてるんやろか?それとも海綿体なんやろか?

もとい。

フェイス。でいうとポーカーフェイスですな。
笑うたり泣いたりしません。鼻が高くなると皮膚ひっぱられますから 自然目が釣りあがりますわな。

何考えているかわからん顔ですなぁ。


・・しかしあんさん。
ポーカーフェイスっちゅうもんは もっと飄々とした顔のことを言うのじゃありませんか?

せやかて 飄々か颯爽かぐじゃぐじゃかは別にして いつ見ても同じ顔やからな。
ええんちゃう?


読めませんか? なにものなのか。

へぇ。 さっぱり。 なにもんでっしゃろ。


息子が立派で 鼻が高い。 ちゅうて喜んでる顔でもありませんわな。

・・・・・。


顔は千差万別。なぜ千差万別なのか。
見分ける必要があるから。なのか。

動物は人ほど細部にわたって違いを見分けられない。
コミュニケーションツール。として我々の視覚への依存度は高い。

相手識別の為だと言って
犬猫のように人のお尻の臭いを クンクン嗅ぐようなことをすると犯罪です。

文化人類学上で言うと 天狗はんの鼻が高いのは 寒い地方で進化した可能性があると思われる。
寒気を取り込むために 長い鼻腔で熱を暖めるらしいから。


ほう! ほんなら 天狗はんは 北方からの移住者でっか?

そらぁ 分かれんけどやな。 南から来たぺチャパナの先住民からしたらや。
そりゃビックリこくべ。 必要以上に高く感じたやろうしな。

だいたいのわしの感じやと 天狗はん 何か新しい技術持ってましたな。
せやから 偶像になっていったんちゃいますかいなぁ。


ちゅうことはでっせ。 
顔ちゅうもんは ある実際の経験に基づいて 好き嫌い。有利不利。健康不健康。賢い馬鹿。ええ人悪い人。なんちゅうことの偶像化を以って判断される。ってことでっか?

せやろ。みんな偶像化がちゃうから千差万別 くっつきあう相手もちゃいますわな。
ま。顔だけじゃおまへんけど。 表情は大きな要素ではありますわな。


不思議でんなぁ。

そうでっか。



・・・てけとんてけとんてことんとん・・・・。


・・・・・おい。母ちゃん。顔の話 知ってるか?

何言うてるん? 


偶像化するんやてよ。わし。若気の至りで偶像化間違えたかなぁ 思うてな。

またどっかで あほな事考えてきたんやろ! ええかげんにしときなはれや!


・・・・昔はきれいにみえたんやけどなぁ。・・おなじ人物とは思われへん。・・。

なにをブツブツいうてる?


いやなに・・・顔・・の・・ことや。・・かあちゃんの。

おっさん。人の顔をどうこう言えるような顔ちゃうでしょ! 
苦労掛けられてこんな顔にしたんは 誰ですか?


・・・せやなぁ。 わしのせいかもわからんなぁ。
読み取られへんかったんは。



顔にも歴史がある。
近い人の顔には責任がある。
南無煩悩大菩薩。

コメント
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