あいつ。粘膜質やなぁ。性格。
誰のことですか?
うなぎ野郎。よ。 ツカミ所のないやっちゃ。
あなたの オトシ所のないへたれギャグみたいなものね。
それ。どういうことやねん。
似てるのよ。 スベル所が。
・・・・・。
全体が形状記憶合金みたいな対応が果たして可能だろうか?
体表を粘膜で覆い隠したような存在に成りきれるだろうか?
果たしてそれは。透明人間に近い。
うなぎ。は粘膜の下に退化しながらも確かに鱗を持つ。
通常は鱗によって体表および身を守るのだが、うなぎの選んだものは粘膜質であった。
なぜか?
うなぎ。はその生態においても未だ未知の部分が多いという。
ただ。彼らの生態においては 鱗よりも粘膜質が防御に適しているからとも考えられる。
人の生態においても 世の中での環境適応と成長進化において 粘膜質な防御体制を取る人が出てくるのも不思議ではなかろう。
・・・・・ちょっと。 あんさん。 ぐちゃぐちゃコ難しい事いいなさんな。
ええやないかい なんでも。 栄養抜群でうまいのが うなぎ。 でんがな。
・・・い。いや。これから 粘膜のはなし。に入ろうと・・・。
ええちゅうねん! コレステロールが気になる人は うなぎは 桃 と食べ合わすとよろしいいいますな。
・・・・ち。ちがう。粘膜のはなし をしようと・・・・。
うるさいっちゅうねん! 大人のうなぎもええけど シラスの踊り食いもオツでんなぁ。
・・・あ。・・あのう。・・ね。・・粘膜のはなし・・したいんで・・
もう! どっかいきなはれ。 蒲焼の匂いがまたなんともいえまへんなぁ。
・・・・し。・・しか・・し。お題が・・ね。ねんま・・
まとわりつきまんなぁ。 あんさんも。 ね。ねん。ね。ねん。って。なんですの?
・・・ま。ま。まく。・・・の。
なんやの?しゃきっとしなはれ!
・・い。・・いや。 だから・・しゃきっとするためには・・粘膜質も必要だ・・と・・。
・・・と?・・・ははぁ。・・変な事考えてますやろ。
・・・では。この辺で。
粘膜のはなし。 粘膜のは無し。 ということで・・。
のらり。くらり。それするり。・・・またスベリましたな。・・。
・・・
粘膜質の気質を持つ事も必要である。
異分子や雑菌から身を守る事になる。
硬く強いだけが立派でもないのである。
とりいれて。やっつける。
ゆだねて。すりぬける。
ねんまくスーダラ節。
便宜応対のすすめ。
南無煩悩大菩薩。