よいさー!よいさっ!
せんざーい! まんざーい! 千載!万載!
五穀豊穣。安全祈願。無病息災。
神輿は大いに担ぐべきだ。
総重量2トン。ともいわれる神輿を20人そこいらで担ぐ。
一人。100キロ前後の勘定になる。
気合を入れて。腰を入れて。連携よろしく。担がなければならない。
誰かが気を抜く。担ぐ振り。などするとたちまちのうちに。全体が重くなる。
漲っていた精気が萎えるのである。
こりゃー! 変われ変われ! 棒先がてこ入れに入る。
発散と団結と情念の昇華作用。
足手まといになると引退だ。
さみしいもんですが。
夏祭り。神祭の神輿をみると 今でも血が騒ぐ。
普段は決して出せない力。
というものを人は秘めている。
担ぐ。
ということは。
担がれる。
相方がいるということ。
神というカリスマが。
氏子の克己心に語りかける。
自分の限界点を超えられるためには 邪念なく信じる。 ということが必要だ。
とおもう。
見えない何か。を
共する仲間。を。
やり遂げる気合。を。
鎮座する神輿。
担ぐに担げなくなって久しい。
が。未だに鮮明なイメージが残る。
よき経験。
若衆の気風と躍動。
足手まといにならないように。
私も私なりに。
せみしぐれ。
神輿見残し身の丈3乗
日々是盛日也。