南無煩悩大菩薩

今日是好日也

草花火。

2006-10-13 | つれづれの風景。

林檎が木から落ちるのを見てなのかどうか、万有引力を導き出したニュートンさん。

重力に逆らって伸びる草は、やがて抗しきれずしだれ模様を描く。

その曲線はまるでしだれ花火の軌道だ。

弾道弾ミサイルを迎撃するパトリオットミサイルとの激突シーンも、もしかしたらこんな感じになるのかしらん。


草もしだれ花火もパトリオットの衝突も万有の軌跡を描くだろう。

お互い万有というものに影響される。

万有する効果が同じでも、綺麗で文化的なものと、愚かで破壊的なものとでは、おのずとそのイメージは好意と嫌悪に分かれよう。


例えばあるものをみて。

わぁ。草花火だぁ。といえる世の中は明るい。

うわぁ。パトリオットの迎撃だぁ。となる世の中は暗い。

嫌悪すべきことに、想像がリンクするような風景をつくってはなるまい。

小学生に鯵の絵を描かせると、鯵の開きの干物を描いた。なんていう笑い話では済まないことになるやもしれぬ。

想像する対象が暗ければ、発想するものが醜くなるのは当たり前だ。

10年。20年後に、そのキャリアが発病する。


おっちゃんのように、草花火だぁ。と喜んでくれるだろうか。

小生の発想がおかしいだけならよいのでありますが。
コメント (2)
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