林檎が木から落ちるのを見てなのかどうか、万有引力を導き出したニュートンさん。
重力に逆らって伸びる草は、やがて抗しきれずしだれ模様を描く。
その曲線はまるでしだれ花火の軌道だ。
弾道弾ミサイルを迎撃するパトリオットミサイルとの激突シーンも、もしかしたらこんな感じになるのかしらん。
草もしだれ花火もパトリオットの衝突も万有の軌跡を描くだろう。
お互い万有というものに影響される。
万有する効果が同じでも、綺麗で文化的なものと、愚かで破壊的なものとでは、おのずとそのイメージは好意と嫌悪に分かれよう。
例えばあるものをみて。
わぁ。草花火だぁ。といえる世の中は明るい。
うわぁ。パトリオットの迎撃だぁ。となる世の中は暗い。
嫌悪すべきことに、想像がリンクするような風景をつくってはなるまい。
小学生に鯵の絵を描かせると、鯵の開きの干物を描いた。なんていう笑い話では済まないことになるやもしれぬ。
想像する対象が暗ければ、発想するものが醜くなるのは当たり前だ。
10年。20年後に、そのキャリアが発病する。
おっちゃんのように、草花火だぁ。と喜んでくれるだろうか。
小生の発想がおかしいだけならよいのでありますが。