南無煩悩大菩薩

今日是好日也

きんもくせい。

2006-10-09 | つれづれの風景。

どこからともなく。

ただよい。ふきぬける。

濃厚でありながらも清閑なる一瞬。

ふっと心惹かれずにはいられまい。

いまそこにあった。

かききえるせつなさが、秋の深まりに愁いを起こす。

ひっそりと。目立たぬその姿が美しい。


香りは、人の記憶と密接だ。

金木犀は記憶の華。

朝晩の寒気に。空の高さに。来る冬の厳しさ。

逆巻く暖かさ。ありがとう。


さて。忘れぬように。
もう一度。大きく息をすってみる。

コメント (2)
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