野に住む妖怪。
青臭い説教をします。
生臭い生活をします。
一つ目なので、遠近感に難があるんです。
怒っているのやら、笑っているのやら。
愚にもつかない問答をします。
問答に負けても勝ったつもりでいます。
馬鹿にしていると三つの目が開いて一喝されます。
自分を見る恐さがあります。
楽に野辺を歩んでいて、青臭いなぁ。生臭いなぁ。と思われると、出てきます。
怖いけれどもちゃんと話し相手を努めると、嬉しそうに去っていきます。
向き合う勇気が、苦手なようです。
青坊主が出ると、逃げないことが大事です。
面と向かって目をちゃんと見ることが大事です。
どの目かを、ちゃんと見ることが大事です。
そうすれば、悪さはしません。
酒を勧めると喜び舞うこともあるといいます。
あ。やっぱり。目がないのです。