発売後の服用実績4500万人。
異常行動確認発生実績3万7000人に一人。
死亡確認実績500万人に一人。
-認可の下りた、流行性感冒薬に対する製造元の発表-
風邪でなくても「民震う」。
この数字をどう見るかという問題。
もしくは、この数字は、使用する側が知っていたのかと言う問題。
あるいは、認可に必要な、莫大かつ周到であろう臨床試験のデータをどう見ていたのかという問題。
なんらかの副作用が出る確率0.0027%。
死亡の確立0.00002%。
副作用から死亡にいたる確率0.74%
0.00001%。つまり99.9999%の歩留まり率を目指すのが、製造業の品質管理目標。
10万個に一個の不良品は、仕方がない。と言う数字であります。
医薬品などにも、このような指標が当然あるのでしょうな。
それと比べてどうなのでありましょうや。
もちろん。人の話ですから、体質や病歴などもあって、「患者さん。あなたは、うちの病院で3万7000人目ですから、副作用を覚悟してください」なんて話でもないでしょう。
キャンサー治療薬などは、直接死が間近にあるため、副作用は合点承知の助でしょうから、薬か病気かどっちで死んだかわかりゃしませんし、納得もできましょうが、危険度対危険度の天秤棒の按配が難しいのがこの辺でしょうなぁ。
姉が看護師でございましたから、「薬9層倍といって、毒にも薬にもなるほどの成分は大して入っちゃいないよ」と申しておりましたが、「効く」「特効薬」なんてものは、やはり危険が伴うのでございましょう。
解せんのは。
安易な薬と、注意が必要な薬としっかりと事前にわかる立場にいるプロフェッショナルな人たちの歯切れが悪いのが、少々気になります。
もちろん想定外は、世の中つきものでございますから、それも含めて、こうなんちゅうか、「はっきりと」やって欲しいものです。
何か都合が悪いことを隠してるなら別の問題ですが、そうでなければ、提示されさえすれば、自己責任として納得のいく選択を人々はするはずでございましょう。
薬害と認定されたものも含めて、公害もそうですが、いつも、歯切れが悪いのは何故でございましょうや。
「どういうこっちゃねん」に答えるプロフェッショナルが少ないのであれば、そこが問題です。
私たちが、自己責任で道を選ぶためには、それに見合う事故物故のちゃんとした情報が必要なのであります。
水道光熱費に数百万。なんていう、「どういうこっちゃねん」もございますな。
水不足でばたばた死んでいる地域に送ってあげなさいよと申したい。
それほど、自分で飲まんでもええでしょうに。
ぎょうさんおりそうでございます。
こういう事故物故から学ぶのは、次から異様に水の好きな人は、選ばないようにする知恵がつきますわな。
水に流して。とはいきますまい。
私ら市井の民は、生きるために生きております。
働いて、税金を納めて、その税金で安全を買う。
知りようのない物事は、選良の人々に託すしかない。
そんな暇はないから、役割分担をしているのです。
なにせ、働いて税金を納めなくては、質が落ちるからであります。国家の。
だから、本当のことを知らされないとしたら、選良の意味がないのであります。
国家機密を漏らせとは申しません。
ただ、私らの自己責任で道を選ぶために、納得のいく事故物故の本当は教えて欲しいといっているのであります。
効くけれども、副作用がある。
気休めだけれども、危険ではない。
と言うこと然り。
仕事も出来るけれども、水もぎょうさん飲む。
水には手をださんが、仕事にも手をださん。
なども然り。
程度の問題なのであります。
これからどうなるは、誰にもわかりゃしませんが、今までがどん程度であったか、どうであったかが判っておれば、その結果を受け入れる用意ぐらいは、あるのでございます。
二つに一つの選択。個人の自己責任と自由な任意の共存が自由主義の世の中。
事故物故の正確な情報と見方が、大切だと思う次第でございます。