南無煩悩大菩薩

今日是好日也

身空。

2009-02-28 | つれづれの風景。

身に美しいと書いて躾。しつけ。

身に空っぽと書いて躻。うつけ。

躾を責められるも、躻と笑われるも、おのが身上。


今では虚け若しくは空けと書き慣わすが、躻のほうがよろしかろうと思う。

室町期の古本によれば、「ウットリ」という振り仮名がある。
うっとりとは、魂の抜けた様。ぼんやり者、気抜けした者の意であるという。

うっとりとうつけは、同じように捉えられていたようである。

アンニュイな風景や、綺麗なねえちゃんをみてうっとりとすることはたまにあるが、うつけになっていたとは。いやはや。

たわけであることは、自覚していたが、うつけとの自覚は余りなかったのである。


たわけもうつけもおっつけしつけねばなるまい。

コメント
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