君はだりや?
と問われて答えないわけにはいくまい。
私は元来寡黙に飲む方だが、いつもの酒が四つ麦酒とあわせて五つ入ると無駄に饒舌になる。
いわゆる、前頭葉がやられて、理性という機能が薄れるようだ。
脳下垂体の部分が、衰退どころか活発になるのである。
いかんと思いながらも、いかんせん自動操縦とあいなる。
いわゆる花が咲く。
無謀にも、天下の一流といわれる人種の方々にでも話しをぶったりするのである。
いやはやなさけない。恥ずかしい限りと翌朝、少ない記憶の中から大いに反省しきり。
黙っていると馬鹿ではないかと疑われるが、話すと馬鹿であることが明らかになる。
なんともなやましい。そんな私なのである。