南無煩悩大菩薩

今日是好日也

みえているとみているの違い。

2013-12-04 | 世界の写窓から
(photo source)

ニワトリの眼は超広角レンズを備えかつ遠近両方同じように焦点を合わせて見ることができるらしい。

鶏眼での世界はどんなふうに見えるているのか見当もつかないが、それだけ四方八方に注意を払えるのはこれぞ慧眼だともいえそうだ。

しかしそれだけ多くの外部情報を同時に処理するとなると鶏の脳の容量ではとても足りないだろう。

反射神経と視神経は同義に繋がり、視覚情報は処理されるものではなく、条件反射のためのマップになっているのかもしれない。

パブロフのニワトリ、そんな研究はもうとっくに答えが出ているのかもしれないが。

「これ見ててね」といわれて、見ているだけで用を為さなかった者が「でも、ちゃんと見てました」という落ちの話は幾らでもあるが、みえているとみているという違いについても、この話に近い「センス」の問題だという気がするのである。
コメント
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