南無煩悩大菩薩

今日是好日也

多数決について。

2013-12-11 | 世界の写窓から
(photo/source)

ケツをとるときの問題点の一つに、「基礎的な選択知識」というものがある。小学生相手に「明日の給食はハンバーグとカレーとどっちがいいか」などは問題ないが、「ゆとり教育の見直しは妥当かどうか」などという問題を多数決で決めるのは問題である。

特に「大きな石と小さな石と同時に落としたらどちらが早く落ちるか」といったような科学的な問いは、引力の授業の前と後で多数派は逆転する。

ハーバード大学のEzra Vogelという教授は、学者としてこんなことを言っている。
「僕を含めハーバード大学の先生は米政府や様々な財団に研究資金を出してもらっています。ですから学生だけでなく、国民、社会全体にも知識を与える義務がある。民主主義国家では国民の水準が低いと、政治家がいい政策をとることができない。その意味で僕らの責任は非常に大きい」

いくら平等で民主主義的にみえても、ケツで決めていいものとダメなものがあるのである。
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