南無煩悩大菩薩

今日是好日也

反省。

2010-03-11 | 有屋無屋の遍路。

知識は単独では不毛です。

仕事と結びつけられてはじめて生産的となります。


落語家はその「ねた」という知識を、噺という仕事に活かし、評価されることで、地位とギャランティーが決まります。

機械工学の権威でも、酪農業で成功を収めるには、違う知識と結びつく必要があります。

また、いくばくかの知識を有していても、仕事と成果に結びつけて活かさなければ、それは不毛だということです。


会社であれ、他のいかなる組織であれ、

できる限りのパフォーマンスを目指そうとすれば、

知識とその結びつける力によって、個々を見直し、

そこにある知識を、その集団の持つ、共通の課題に向けて、

統合できるかどうかの問題だともいえます。


そこにある様々な教訓を統合し生産的となしえるかどうか、
それは間違いなくリーダーの結合力を問われているのだと思っている今日この頃です。

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春はあけぼの。

2010-03-10 | つれづれの風景。

山はようようしろくなりゆき、紫雲たなびき、やわらかな香澄たつ。

よろしいなぁ。

ええかんじで、少々(しょうしょう)和(なご)んで清少納言。
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数奇屋。

2010-03-09 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。


数奇屋(すきや)と名づけられた白い椿が咲いている。





紅侘助(わびすけ)と名づけられた赤い椿が咲いている。



数奇屋は、茶室のことをあらわす。

原義は「好き家」だという。

それはまた、「空き家」でもあるという。

侘助は、文字通り侘びの好きだという。


贅でなく飾でなく饗でなく、素にして富、寂にして応。

簡素純潔を重んじる茶人に愛された花々だ。


岡倉天心さんの言うところによれば、茶道は道教と通づる処多々だという。

つまりそれは、
「浮世をかかるものとあきらめて、この憂き世の中にも美を見出そうと努める」

ことであり、
「精進思慮することによって、自性了解(じしょうりょうげ)の極致に達しようとする」

ところにあるという。


ひとはそれぞれにそれぞれが、数奇な運命を辿る者だと思う。


椿はポロリと首が落ちるからと、歓迎されない向きもある。

しかし、あえてその生態に潔さを見出せる花でもある。


じっとみていると、わたしもおもう、此花、好きや。

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春の侘。

2010-03-08 | つれづれの風景。

川面に落ちた紅い侘助(わびすけ)。



流れてくる。



流れてくる。


落花とせせらぎと。

侘び遊(すさ)びながら、流れてきた。
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散って咲く花。

2010-03-06 | つれづれの風景。

あわてなくても、その時には、ひとりでに散るものを。

何をそんなに急ぐや、春嵐。


春一番に、梅が散っている。

地面に拡がる、梅花片の海。

散るほどに満ちてくる。


このような光景を、


チルチル ミチル という。


んなことはないけれど、そこはかと美しい。
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泣かず飛ばずかテイクオフか。

2010-03-05 | 有屋無屋の遍路。

仕事には、さまざまな職種があり、その内容はそれぞれ多岐にわたる。

そのさまざまに従事する中で、うまくやれたり、結果を残したりする為には、才能、創意、知識が必要だろう。

しかしそれを持っているにしてもうまくいかないようだ。

本当に必要なのは、それを使うための、集中的かつ体系的な仕事への取り組み方だろう。

つまりは、勤勉・忍耐・決意が欠けていたのではせっかくの才能、創意、知識も役に立たないようだ。


テイクオフできるかどうかは、持っているものをよりうまく使えるかどうかにかかっている。
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せんもない。

2010-03-04 | つれづれの風景。

水仙がきれいに咲いている。

見て楽しむに留めておこう。
おいしそうな花だと、食べてみるのは、すいせん しない。

10gで致死量に達するという。

おおこわ。

きれいなものには毒がある。
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節句祝言。

2010-03-03 | つれづれの風景。

草萌えよ 野も萌え 桃の八重も咲く

ひとえふたえならずやえまでも、幾重までも幸多かれと。


桃の節句ですが、桃が無いので梅の写真でかんにん。

せっかくですから、せっくをお祝い。


東風(こち)吹かば 匂い起こせよ梅の花 なにはなくとも 春を忘れそ


芽出度さは 春梅春桃春の多良 うめももあったら 息吹山

花より団子もまたよろし。
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銀の花。

2010-03-02 | つれづれの風景。

猫柳が地味に花咲く。

灰白色の毛が光を集め銀色に輝く。


いぶし銀の渋さに見惚れる。





群れ咲く姿は、生命成長の不思議を誘う。

晴れた日よりも、うす曇によく似合っている。


ここにも春が在る。

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つくづく。

2010-03-01 | つれづれの風景。

寒枯の無彩を破って、梅が芽吹く。


そんな梅を見るのは、毎年の事ながら、かなりうれしくなる。




わかってはいても、現実に着々といそいそとした梅は、やっぱりつくづくとよろしい。

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