南無煩悩大菩薩

今日是好日也

一般的な煩わしさ。

2014-10-14 | 意匠芸術美術音楽
(art/All Gone Awry-Steve Hanks)

時に大声で泣き喚き叫び甘えるのは子供の一般的な特権だ。

子供たちはそうやってかまってもらえないと自分ではどうしようもないからそうするのであって、それ以上でも以下でもないのである。

軋んでうるさい車輪は油を差してもらえる、つまり声の大きい人が得をするのは大人にも通用する一般的な真理でもあろう。

が、大人のそれは自分が「壊れた車輪」だということを喧伝しているようなものであり、つまりそれは見苦しい。
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白もしくは黒、もしくは、

2014-10-10 | 世界の写窓から
(photo/source)

「自立と他律、集権と分権、分化と統合、調和とコンフリクト、燃える人とくさる人、競争と調和、リスクと努力、自由と規律、個性と均質化・・」

これらの言葉が意味するのは、その取扱方が悩ましいということだ。

どっちにしてもどっちにも生じ得る矛盾を内包しているからだ。

グレーの自分が白と黒の二人に別れて対局するようなもどかしさである。

ハゲに数本の毛を植えてもハゲであることに変わりはないような、

また、「揚げたてをどうぞ」と看板を上げているくせに「先に揚げた」ものから客に売るような、

あるいは、「壁に張り紙をするな」と書いた「張り紙」を見るような、

つまりそんなものがついてまわるのである。
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観察者と理論家。

2014-10-09 | 古今北東西南の切抜
(source/Tycho Brahe and the Johannes Kepler)

僕の手元にこんな切抜が残っている。

『天文学者のヨハネス・ケプラーは、デンマークの天文学者ティコ・ブラーエから、非常に正確な惑星観察記録を受け継いだ。其処で彼は、火星の軌道の問題を13日間で解いてみせると明言した。しかし実際にはケプラーが「火星との戦い」と呼んだ戦いが終わったのは、なんと13年も後だった。その長い年月を経た後、ケプラーは、軌道は円形であるという考えを捨てた。紙を何千枚も費やすほどの代数計算をしたあげく、火星の軌道は、卵型というそれほど美しくもない形をしていると、不承不承考えるに至ったのだ。』

そこでいつもの‘・・かも知れない’が頭をもたげる。

ブラーエはそれまでのセオリーよりもデータこそを信じた、のかもしれない。

ケプラーはそこにあるデータよりもセオリーこそを信じた、のかもしれない。

ブラーエはセオリーが苦手でケプラーはオブザーバーが苦手だった、のかもしれない。

偉大な理論家と偉大な観察者は、いずれにしても互いを尊重しずらい、のかもしれない。

ただこのタッグは偉大な仕事に間に合った。
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何気なく、

2014-10-08 | 世界の写窓から
(Gif/source)

泣かないで、さあ涙を拭いて、笑ってごらん。

優しくしたばっかりにかえって傷つけてしまうこともある。
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問題解決の手段。

2014-10-07 | 世界の写窓から
(Gif/source)

トンカチしか持ってない人には、全ての問題がクギにみえてしまう。

-アブラハム・ハロルド・マズロー-
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グッド・ファイト。

2014-10-06 | 世界の写窓から
(photo/source)

自分と戦っている。

くじけそうな自分と戦っている。

‘あきらめてしまえ’ そんな声がのしかかる。

‘がんばって!’ ギリギリで頑張っている人間にとってそれは非情に響く。

こういう場合、他人との意識の共有は無理だ。誰でも助けてくれるもののない自分自身の問題だと理解しているのだと思う。

心得ある観客としてできることは、「眼を肥やし」て見守るしかない。

結果は問わない、そうしてケントウしている姿に触発される、それが‘グッド・ファイト’ そう呼ばれる戦いとなるのだ。
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世の亭主達よ、それでも戦いますか。

2014-10-04 | 古今北東西南の切抜
(photo/source)

全国亭主関白協会に「非勝三原則」なるものがある。

曰く、

夫婦喧嘩はたいていの場合、「ちょっと!あなた!」から始まる。足をもつれさせないでリビングのソファーまでたどり着くのも至難のワザだが、愛妻の「ちょっと」は2、3分ではなく1時間と心得よ。その際、心の中で唱えるのが<非勝三原則>である。その深い意味を理解しなければならない。

1)勝たない:話の内容を聞けば、ひょっとしてこのケンカ勝つかも知れないという思いが沸いてくることもあるだろう。しかし、反論をすれば1時間が2時間になるだけである。だから勝たない、のだ。

2)勝てない:仮にその問題が100%、亭主に分があるとしても、敵(じゃなかった愛妻)は、形勢不利とみれば20年も前の出来心の浮気を引き合いに出すに決まっているのである。だから、勝てない、のだ。

3)勝ちたくない:もし、勇気を振り絞って戦い、そのケンカに勝ったとしよう。愛妻は反省するだろうか?否、しない。次の機会にそのストレスが、5倍10倍になってはね返ってくるだけであろう。だから、勝ちたくない、のだ。

この協会の趣旨は、『心ある全国の亭主諸君、堂々と、「いかに上手に妻の尻に敷かれるか」を研究し、心掛けようではないか』というものである。

おまけ

(・・育毛剤の中身を脱毛剤に変えとこうかしら・・)
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知ってるくせに。

2014-10-02 | 世界の写窓から
(photo/unknown)

嘘はいけません。

ただ、忘れていたということは、忘れてしまうほどのことなので許してあげましょう。

例えば約束を破る人の中には、「忘れている」人がいます。

忘れているのですから仕方がありません。

「覚えていない」のですから嘘ではないのです。

本当にしゃらくさい人は、「覚えていた」のに「忘れていた」ふりをして嘘をつく人なのです。

ただ、そのしゃらくささが、時に泣き笑いをうんだりして、世の中面白いのです。


・・・玉葱で泣くのは、知ってるくせに。

・・・あ、まちがえた。
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WHAT NEXT?

2014-10-02 | 世界の写窓から
(photo/source)

ニート/N.E.E.T、とはnot in education, employment or trainingの略で、教育、職、訓練、それらがNOTな人のことです。

しかし彼らの中には自分たちのことを「自宅警備員」と称し職にあることを宣言する人もいます。もちろん雇い主は家族なので同族ですからその安心感は警備というニーズに合っているのかもしれません。

また「一級在宅士」なる職もあるようですが、これは家族にとってどのような利便性があるのかちょっとわかりません。ペットのような癒し系のサービス業かも知れません、ただ二級だと煙たがられそうですが。

おしなべて彼ら彼女らは甲州武田軍の「風林火山」にも匹敵するほどその士気は高いようです。

曰く、「逃げ回ること風のごとし、引きこもること林のごとし、他人を批判すること火のごとし、働かざること山のごとし」

ある種の羨望と感動を覚えるほどです。
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君は幽霊を信じるか。

2014-10-01 | 古今北東西南の切抜
(photo/source)

行動経済学という学問に「確証バイアス」というものがあるそうで、

「いったん決定を下したら、それが十分な情報に基づいていなくても、人はその決定を裏付ける証拠を探そうとし、反証となる材料は無視するか信用しなくなる」といった傾向を指し、

「考えをコロコロ変えるよりは間違える方がましだ」という意識が働くという。

幽霊を見た、という話ならともかく、仕事にこれを持ち込まれたらえらいことになる。
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