先日取材のあったロードライダー誌が発売されました。
記事の内容の事前確認は無かったので、紙面で見ました。今回、車両の取材は無かったので、予想通り白黒ページのラストの部分のみです。
雑誌を見ていて、逆に目を引いたのが、XZ400の記事です。編集部が、意図して掲載したかどうかは不明ですが、バイクブームの頃の発売だったので、当時から知っていました。基本的にVmaxより前の発売ですが、機構的に見ると、よく似ています。大まかに言うと、Vmaxのエンジンを半分にした状態に似ています。
水冷V型2気筒で、DOHC、シリンダー挟角70度、バランサーシャフト付、ダウンドラフトキャブレター、シャフトドライブ等です。ちなみにVブーストほどではないですが、前後のキャブレタージョイントを接続している機構も確か採用されていたと思います。
キャブレターについては、Vmaxのキャブレターと違い、完全にダウンドラフトキャブレターで、車のキャブレターの構造と同じになっています。個人的には、良く採用したなと思いますが、この車種は、継続されることも無く、販売が終了しました。(※Vmaxのキャブレターの場合、基本的に負圧式キャブレターで、通路を90度曲げた形になっていますが、XZの場合は、ダイヤフラム等は無く、インナーベンチェリーとアウターベンチェリーの組み合わせの構造になっています。また、補正機構として、加速ポンプもついていたように思います。)
ちなみに、旧型Vmaxのスタータークラッチの本体は、このXZ用を使用しています。ただ、本体だけで、ギア周りは違います。
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