最近、急速に注目され始めた「IoT(Internet of Things)」という言葉を1999年に最初に使った人として知られています。
1968年に英国バーミンガム生まれです。P&G社のアシスタント・ブランド・マネージャ時代に、P&G社のサプライチェーン管理にRFIDを活用することに興味を持ち、1999年にMITのSanjay Sarma教授やSunny Siu教授らと共同でRFIDやセンサーのグローバルスタンダードを推進する研究コンソーシアム「Auto-IDセンター」を始動させた人だそうです。
RFIDジャーナルにおける2009年1月22日付けの「That 'Internet of Things' Thing」というタイトルの記事の中で、冒頭、次のように記載しています。
「I could be wrong, but I'm fairly sure the phrase "Internet of Things" started life as the title of a presentation I made at Procter & Gamble (P&G) in 1999. 」
即ち、1999年のP&Gでのプレゼンテーションの中で、IoTという言葉を使用したようです。
彼は、インターネットとリアルの世界とがあまねく設置されたセンサーを介して接続されたシステムのことをIoTと表現しています。人間を起点とし人間の意思で操作されたコンピュータを介してインターネットと接続された状態以上のものになると主張しています。以下ような文章から分かると思います。
「Ideas and information are important, but things matter much more. Yet today's information technology is so dependent on data originated by people that our computers know more about ideas than things. 」
「RFID and sensor technology enable computers to observe, identify and understand the world—without the limitations of human-entered data. 」
RFIDジャーナルの上記記事のサイトは、http://www.rfidjournal.com/articles/view?4986です。
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