米アップルが、2022年9月7日(注:日本時間9月8日)、米国本社にて発表し(※1)、日本国内において、同9月9日に予約受付を開始し、同9月16日より順次販売を開始した新型スマートフォンです。「iPhone 14」、「同14Plus」、「同14 Pro」(注:「同14」の上位機種)、「同14 Pro Max」(注:「同14 Plus」の上位機種)の4機種です。下表を参照。日本では携帯大手4社から販売されています。
※1 発表イベントの動画のサイト(注:日本語字幕付き、1:27:10の動画でiPhone関係は0:48:00あたり~)は、https://www.youtube.com/watch?v=ux6zXguiqxMです。
主要な特徴は、内蔵カメラ(Outカメラ)の高画質化が図られたこと、新たに緊急通報機能が導入されたことの2点のようです。
1点目は、「14」や「14 Plus」の上位機種にあたる「14 Pro」や「14 Pro Max」において、従来機種の4倍の4800万画素のカメラが導入されている点です。これらの機種には、回路構成技術として「A16」と呼ばれる4nm(ナノメートル)ルールの新開発半導体が利用されているとのことです。
2点目は、2022年11月より、(当面、米国とカナダにおいてのようですが※2)、交通事故時などに人手介在なしに自動で通報したり、電波が届かないところでの緊急時にも衛星経由での通信を可能にし、「緊急SOS」サービスに対応した点です。
※2 日本など他の国については、9月7日の発表時には名言されなかったようです。
高機能化に伴う部品点数の増加、部品等原材料価格の高騰や日本での円安の影響から、端末価格が高額となっているようですが、海外では20%弱のシェアに対し日本では4割強のシェアと高いiPhoneですが(※3)、買い替えが進むのか動向が注目されます。
※3 2021年世界シェアについての米調査会社IDCによる統計