千葉市などが2019年の実用化を目標に、2016年4月11日に開始し、以降月1回のペースで検討を重ねるドローン宅配の実証実験です。
実証実験に取り組んでいる団体は、千葉市、楽天、物流および通信大手の企業約10社、自律制御システム研究所(千葉市、ドローンの開発・製造を手掛ける)から成る官民共同の検討会です。
4月11日(月)に行われた実験では、独自に開発した、大型および小型の2種類のドローンが使用されたようです。これらのドローンは、GPSで位置を確かめつつ自律で走行するタイプのものです。レーザー光線を出して離着陸の場所を自分で把握できるようです。
具体的には、2種のドローンを使用して、以下のような輸送実験が行われたようです。
(1)まず、「大型ドローン」で、東京湾臨海部に位置する物流倉庫から、約10km離れた大規模都心型住宅エリア(幕張副都心の若葉住宅地区など)の集積所まで、まとまった量の荷物を運びます。
(2)次に、その集積所から、小回りの利く「小型ドローン」で、近くの高層マンションの各部屋のベランダまで運びます。
実験では、風の影響、電波、GPSの受信状況などを調べたようです。
また、2020年には幕張メッセが東京五輪・パラリンピックの競技会場となっており、先端技術を用いた未来都市のアピールをする狙いもあるようです。
実験の動画サイトは、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=oxvyIOUYxtoです。