セブンイレブン・ジャパンが2022年2月より東京都内6店舗で実証実験を始めた、キャッシュレスのセルフレジです。
このセルフレジは「空中ディスプレイ(※1)」と呼ばれる最先端技術を利用しており、数cm程度空中に浮いていてレジの上面に45°の傾斜で結像しているようです。ディスプレイに対する操作は従来のレジと同様、メニューを選択して決済といった形ですがタッチせず非接触で行えるようです。
※1 特殊な光学素子プレート(例.アスカネットの”ASKA3Dプレート”)とディスプレイを組み合わせることにより映像を空中に結像する技術です。
従って、コロナ禍との親和性があり、しかもディスプレイ部分の実スペースが不要のため省スペース化が求められるコンビニとの親和性もあるようです。今回利用している技術では、特殊なメガネの装着は不要、人体にも安全で、大量生産にも向いているとのことです。
コンビニへのセルフレジの導入は進みつつあります(※2)が、空中ディスプレイ型のものを導入する例はこれまでになくセブンイレブンが最初のようです。
※2 関連記事は、例えば、以下があります。「店舗におけるレジの省力化・効率化策の動向と今後の展望」,流通経済大学流通情報学部紀要 23 (2), 25-43, 2019-03-10
セブンイレブン・ジャパンでは、2025年度内に全国セブンイレブンをセルフレジ化すべく取り組みを進めているようです。
実証実験開始のプレスリリース(セブンイレブン、他5社、2022.1.28)のサイトは、https://www.sej.co.jp/var/rev0/0005/1937/12212718264.pdfです。
実証実験開始を報道する動画の例(JNN、2022.2.1公開)は、https://www.youtube.com/watch?v=3jLOQdKEGrwです。