携帯通信事業を展開する”楽天モバイル”の子会社として2022年1月4日に設立された新会社の名称です。楽天モバイルの副社長であったタレック・アミン氏が代表取締役社長に就任しています。
楽天では、2021年8月に楽天モバイルにおいて”楽天シンフォニー”と呼ばれる通信プラットフォーム事業組織を始動させ、同9月より法人化を検討していたようです。そして、2022年1月に新会社の設立に至ったということです。
楽天シンフォニーとして、「日本、米国、シンガポール、インド、欧州、中東・アフリカで通信事業者向けにソリューション事業を提供する事業」や「クラウドネイティブかつOpen RAN(※)ベースの通信インフラプラットフォーム、サービス、ソリューションを開発し、革新的な通信プラットフォームを世界で提供していきます」などの説明がされています(注:下記プレスリリースのサイトを参照)。※Radio Access Network
具体的には、通信網を専用ハードウェアの代わりに汎用装置やクラウド上のソフトウェアを利用して実現する”仮想化”技術を用いて構築し通信プラットフォームとしてグローバルなユーザに提供するようです。仮想化技術を用いることにより、通信網の構築や運用の費用が4割程度減らせるとのことです。
関連のプレスリリースは、以下です。
2022.1.4:https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2022/0104_01.html
2021.11.24:https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2021/1124_01.html?year=2021&month=11&category=mobile
2021.9.30:https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2021/0930_03.html?year=2021&month=9&category=corp%20ir%20mobile
2021.8.4:https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2021/0804_04.html