(きちんと定義されているのか分かりませんが、特に食料品の)注文から配達までにかかる時間が15分以内の宅配サービスがこのように呼ばれているようです。
新型コロナの影響で食料品宅配の需要が拡大しました。企業間競争における差別化・効率化のためなどで配達までの時間の短縮化競争が繰り広げられているようですが、その結果として登場してきたサービスと言えます。
”超速宅配サービス”以前では、配達までの時間の短縮要求への対応として”即日宅配サービス”が知られています。超速宅配も即日宅配の範疇ではありますが、ウォルマートやアマゾン・ドットコム、インスタカートなどの大手が行っている即日宅配では注文から1~2時間が限界であったようです。
米国では最近になって超速宅配サービスが注目されているようです。以下のようなサービスが知られています。
■「ロボマート(Robomart、米、2017年創業)」
=>最短2分(平均9分)。”走る無人スーパー”といって店舗を呼びつけるタイプ(注:”store-hailing”とも呼ばれる)
■「バイク(Buyk、露発、2021年~)」
=>15分以内。”ダークストア(※)”と呼ばれる在庫拠点の設置で対応
※ 関連ブログ("ダークストア"とは、2021.12.30)を参照:https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/927fe31af55bc7be4df36be6cc53bcd2
■「ゴリラズ(Gorillas、独発、2020.6~)」
=>10分以内(生鮮品)。
■「フリッジ・ノー・モア(Fridge No More、米、2020.10~)」
=>15分以内(食品)。「冷蔵庫のない未来」を掲げているようです。
今後、どのような展開となっていくか注目されるところです。
関連サイトは、例えば、https://forbesjapan.com/articles/detail/45065です。