岸田政権が”新しい資本主義”の実現に向けた成長戦略の重要な柱と位置付けている地方活性化策です。
その狙いは、過疎化、高齢化といった地方の課題をデジタル環境の整備によって解決し都市との格差を狭めることにあるようです。
2021年11月11日に第1回の”デジタル田園都市国家構想実現会議(議長:岸田総理大臣、副議長3名、構成メンバー21名)”が開催されています。
第1回目ということで「デジタル田園都市国家構想の実現に向けて」というテーマで構想に関する資料が提出され説明されています。政府の関連大臣より提出された資料は以下の2件です。
(1)若宮健嗣(デジタル田園都市国家構想担当大臣)『デジタル田園都市国家構想の実現に向けて-今後の論点(案)-』
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai1/siryou3.pdf
(2)牧島かれん(デジタル大臣)『デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想』
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai1/siryou4.pdf
上記(2)の資料によると、オープンなデジタル基盤の上に、国・地方が一体となって、官民一丸となった取組の実現を目指すとのことで、アプローチの例として、① Super City/Smart City型 、② MaaS発展型、③ 地域経済循環モデル型 、④ スマートヘルスケア先行型、⑤ 防災・レジリエンス先行型、⑥ スマートホーム先行型、が挙げられています。
今後の具体化が期待されます。