気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“日本トイザらス”とは

2015-06-07 23:16:33 | 電子商取引・小売り・リテイリング

世界展開しているオモチャの大型量販店のチェーンストアであるトイザらス(Toys“R”Us)の日本法人のフランチャイズチェーンで、オモチャやベビー用品を扱っています。設立は1989年(平成元年)11月21日となっています。

最近、オムニチャネル戦略を強化して売上げを伸ばしているようです。2014年7月に「ストア・オーダー・システム」の運用を開始し、店舗で扱っていない商品や品切れの商品を店舗内のコーナーからWebを利用して注文できるようになっています。

オムニチャネル戦略のポイントとして、以下の4点が挙げられています。
1)Web上での取り扱い商品数の拡大
 2015年5月時点で実店舗の平均点数と同程度になっていて、今後も増やしていく計画のようです。
2)店舗とWeb上との商品融通
 「イン・ストア・ピックアップ」と呼ばれる仕組みを2012年に導入し、Webで注文した商品を希望の店舗の店頭で受け取れるようにしているようです。また、「シップ・フロム・ストア」と呼ばれる仕組みを2013年に導入し、Web販売品の在庫センターで品切れの際に近隣店舗から出荷・配送できるようにしているようです。
3)Webサイトと実店舗との違和感の解消
 Webサイトのデザイン・カラー、文字フォントなどを実店舗に合わせるようにして、利用者が両者のギャップを感じないようにしているようです。
4)Webサイトでの動画活用
 2013年に公式のYouTubeチャンネルを開設し、商品の使い方や設置方法などを動画で伝えるようにしているようです。2015年5月時点で500本近い動画が登録されているようです。

なお、Webサイトへの訪問者数、その閲覧数、商品の売上げが劇的に伸びたようですが、それでいて実店舗の方の売上げが減少しているわけでもないようです。


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