凸版印刷が開発した、ICタグに内蔵されるICチップです。
これまでのICタグは、内蔵されたICチップには物体を識別するための情報が書き込まれますが、PUFの場合は識別情報は書き込まずPUFの製造過程で生じるPUFの個体差(組成状況や電気特性)を直接利用するようです。組成状況や電気特性が同一のものは2つとして存在せず、またこの個体差はランダムに発生するようです。
PUFを内蔵するICタグで物体を識別するには、PUFの情報と物体とを紐づけてサーバー上に登録しておくことで、物体に貼付されたICタグのPUF情報から物体の識別が可能となるようです。
ブランド品などにこの種のICタグを取り付けることにより、本物と偽物の判定が容易にできたりしそうです。