2018年4月10日に設立された協同組合で、大手宅配会社の代わりに(バイパスルートの位置づけで)、インターネット通販の荷物を宅配するサービスを提供します。首都圏1都3県(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県)の中小規模の23運送業者からなります。サービスの正式開始は、2018年の6月1日となっています。
ネーミングにもあるようにサプライチェーンの末端に絞った配送サービスを対象とし、それを安価な料金で提供することを売りにするようです。配送料は、縦、横、高さの合計が60cm以内の場合で345~603円(税抜き)で、宅配大手の4割程度だそうです。
ただ、大手宅配業者と比較し、冷蔵・冷凍品は対象外、電話による集荷依頼には対応しない(即ち、各運送業者の営業所まで荷主に持ち込んでもらう)等、サービス面での制約もあるようです。「荷主が作業をするだけどんどん安くなる仕組み」を基本としているようです。
参加している配送業者の多くは、これまで大手業者から受託して配送業務を行ってきているようですが、今後もそれは継続するようです。ただ、協同組合の設立により、これまでの過度の受託競争は緩和されると期待しているようです。
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