物流の未来形として物の流れをインターネット上のパケットの流れのように実現しようとする”フィジカルインターネット”(注:米ジョージア工科大のブノア・モントルイユ教授提唱)と呼ばれる概念が注目されていますが、この概念を従来のサプライチェーンに適用した概念が”サプライウェブ”とのことです。この概念はローランド・ベルガーの小野塚征志氏によって提唱されています。
商品供給のモデルを川上から川下へ線状に固定的に結びつける”チェーン(鎖)”の形からウェブ(クモの巣)のように川上・川下の区分なく供給側と受取側とを最適な形に結びつける形に変革し全体をマネジメントしようというものです。サプライチェーン>サプライネットワーク>サプライウェブといった流れと考えられます。
IoT、MaaS、AIなどの技術の進歩によるDXが流通・物流の分野において起こりつつあります。
小野塚氏の関連資料のサイトは、https://rolandberger.tokyo/rolandberger-asset/uploads/2020/02/Shiten149_Onozuka.pdfです。
関連ブログ”フィジカルインターネット”(2020.3.14)のサイトは、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/cfc85bb59dc51eebf4e3c724ed1df0bdです。