俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

花鳥

2014-03-26 | 俳句・春・動物




花鳥の幾羽もをりて空蒼し



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桜の花にやってくる鳥のことであり、特別な種類を指すわけではない。







早咲きの桜が咲いていた。

そこへ幾羽もの目白がやってきて花の蜜を吸っていた。

空が青く穏やかに晴れて、花鳥も気持ちよさそうであった。






枝移りする花鳥の速さかな



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菜の花

2014-03-25 | 俳句・春・植物




菜の花や海原の島幾つなる



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アブラナ科の越年草。

西アジア原産。

菜の花は油菜の花のことで、その種子から菜種油を採るために広く

栽培された。







三~四月頃、茎の先に十字形の黄色い四弁花を密集してつける。







丘の上に菜の花が群がり咲いていた。

そこからは海が眺められ、島が幾つか見られるのであった。






菜の花の道を行きたるふたりかな



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春暁

2014-03-24 | 俳句・春・時候




春暁の釣舟の出でゆきにけり



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春の夜明けの時刻をいう。




初島



『枕草子』の冒頭に、「春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山際、少

しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」と述べられて以来、

その美意識は後世に影響を与えた。







海の春暁を眺めていると、一艘の釣舟が出航して行った。

静かな海にその航跡はいつまでも消えなかった。






春暁の茜の空を対岸に



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春の夕焼

2014-03-23 | 俳句・春・天文




宿に入る春夕焼を振り返り



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単に夕焼といえば夏の季語だが、春の夕焼は柔らかい感じで、時

間的にも長くはない。

ホテルに着いて入ろうとしたとき、振り返ると春の夕焼となっていた。

綿菓子のような雲がピンクに染まって、春らしい感じがした。






大島も春夕焼の下にあり



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春の山

2014-03-22 | 俳句・春・地理




春の山遠目すること嬉しくて



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春の山は、木々が芽吹く山、雪解けの山、桜が咲く山、小鳥が囀る

山と変化し、初春から晩春へとその趣を異にする。







頂の方はまだ雪が残り、下の方にくるにしたがって緑が濃くなる春

の山が正面にあった。

遠目をして山を眺める楽しさを味わった。






春山の裾の人家の寄り合へり



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