俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

秋涼し

2014-08-31 | 俳句・秋・時候


豊川稲荷霊狐塚


秋涼し狐千体木の下に



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秋になって感じる涼しさをいう。

風の音や水の流れなどにも涼気を感じるようになる。







豊川稲荷を参拝した。

右手奥に入ると霊狐塚があり、狐の像が千体以上こんもりとした木

の下にあった。

稲荷信仰と秋の涼しさを感じた。






秋涼し参道すでに閑散と



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木瓜の実

2014-08-30 | 俳句・秋・植物




木瓜の実や生き下手にして世を疎み


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バラ科の落葉低木。

果実は堅く芳香がある。

果実の切り口が瓜に似ているところからこの名がついた。







ごつごつとして少し歪な木瓜の実が生っていた。

それを見て己を顧み、生きるのが下手で世の中を疎んでいることを

反省した。






木瓜の実に雨雲移り来りけり



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竹の春

2014-08-29 | 俳句・秋・植物




足元に猫きてゐたり竹の春



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春、夏と竹の子を成長させるため生気を失った親竹が、秋になって

回復し、葉が青々となることを「竹の春」という。






竹の春床几に抹茶戴きて



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秋の水

2014-08-28 | 俳句・秋・地理




森にきて手を浸さむか秋の水



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秋の澄んだ冷やかな水をいう。

野外の水、器の中の水、厨の水などいずれの水も澄み渡ってくる。






蹲の秋水の底日差しあり



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秋日傘

2014-08-27 | 俳句・秋・人事




ふたりして語りつつ行く秋日傘



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秋になっても使う日傘のこと。

秋になっても日差しが強く日傘が必要となる。

ただ、夏の盛りとは違い、日差しもどことなく澄んできている。






森の道秋の日傘に男添ひ



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