俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

大晦日

2024-12-31 | 俳句・冬・時候

 

 

大年やジョギングコース走る人

 

 

 

 

 

 

十二月三十一日のことで、大つごもり、大年ともいう。

 

 

 

 

 

 

晦日もつごもりも月の末日の意で、この日は一年の終わりの日であるため、大の字を添えて大晦日という。

 

 

 

 

 

 

元日を翌日に控えた一年の最後の日として、様々な習わしがある。

 

 

 

 

 

 

今日は大晦日。

そんな日でも公園のジョギングコースを走る人がいた。

 

 

 

 

 

見納めの夕べの富士や大晦日

 

 

 

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小晦日

2024-12-30 | 俳句・冬・時候

 

 

行き合ふは散歩の犬や小晦日

 

 

 

 

 

 

大晦日に対してその前日のことをいう。

 

 

 

 

 

 

新年を迎える準備が次第に整う頃である。

 

 

 

 

 

 

あわただしいなかで年も暮れる思いが強くなるが、あと一日を残す余裕が少しある。

 

 

 

 

 

 

小晦日の今日は、川堤の道を歩くと、行き会うのは散歩をする犬ばかりであった。

 

 

 

 

 

小晦日無人売場に菜を買ひて

 

 

 

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冬落暉

2024-12-29 | 俳句・冬・天文

 

 

冬落暉この一年を振り返り

 

 

 

 

 

 

冬に見られる入日をいう。

 

 

 

 

 

 

冬の日は夏とは違い南西に沈む。

 

 

 

 

 

 

日差しの強さは弱まるが、寒気のなかの夕日は非常に眩しく感じられる。

 

 

 

 

 

 

散策の終わりの方になると、冬落暉が見られた。

入日を見ながらこの一年、いろいろなことがあったことを振り返った。

 

 

 

 

 

武蔵野に残る林や冬落暉

 

 

 

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大根

2024-12-28 | 俳句・冬・植物

 

 

地を出でし大根ばかり旅したし

 

 

 

 

 

 

アブラナ科の二年草。

中央アジア原産とみられる。

 

 

 

 

 

 

主に地下の長大な根を食べるが、葉も食べられる。

根の形と大きさは種類によって多様である。

 

 

 

 

 

 

「すずしろ」は古名で、春の七種の一つ。

調理は煮たり、下ろしたり、千切りにしたりと多彩。

 

 

 

 

 

 

歩いていると、大根畑があった。

大根は地表から大きく突き出たものばかりであった。

それを見ていると、何だか旅をしたくなってきた。

 

 

 

 

 

大根(だいこ)煮てをれば下りたる夜の帳(とばり)

 

 

 

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枇杷の花

2024-12-27 | 俳句・冬・植物

 

 

仙巌園を思い出しけり枇杷の花

 

 

 

 

 

 

バラ科の常緑高木。

関東以西に自生するが、主に果樹として暖地で栽培される。

 

 

 

 

 

 

十一~十二月、枝先に茶色の毛で覆われた円錐花序をなして白色五弁花を多数つけ、芳香を放つ。

 

 

 

 

 

 

花は小さく、地味で目立たない。

 

 

 

 

 

 

道端に枇杷の花が咲いていた。

それを見て、訪れたときに枇杷が生っていた鹿児島の仙巌園のことを思い出した。

 

 

 

 

 

晴天を歩くは楽し枇杷の花

 

 

 

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