俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

秋の朝

2023-09-30 | 俳句・秋・時候

 

 

御溝水(みかはみづ)清清(すがすが)として秋の朝

 

 

 

蛤御門

 

 

 

立秋以後、しばらくすると朝は爽涼な気分を感じるようになる。

 

 

 

京都御苑

 

 

 

朝の空気は澄み、ひんやいと肌に感じられる。

 

 

 

清水谷家の椋

 

 

 

秋が深まるにつれて、冷やかさが増してゆく。

 

 

 

建礼門

 

 

 

京都御所の回りの塀に沿って御溝水(みかわみず)が流れている。

秋の朝そこを歩くと、さらさらと澄んだ水が流れていた。

 

 

 

土御門第跡

 

 

秋の朝木陰に入ればひんやりと

 

 

 

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名月

2023-09-29 | 俳句・秋・天文

 

 

幾度も仰ぎ雲間のけふの月

 

 

 

 

 

 

陰暦八月十五日の月をいう。

いわゆる仲秋の名月である。

今年は十五夜と望月が重なり、次回は七年後という。

 

 

 

 

 

 

一年中でこの月が最も澄んで美しいとされる。

 

 

 

 

 

 

穂芒を指し、月見団子や新芋などを供えて月をまつる。

 

 

 

 

 

 

今夜は仲秋の名月。

だが、雲が張り出して流れ、雲間から時々顔を出す月を拝した。

今度は見られるかと、何度も窓から空を仰いだ。

 

 

 

 

 

名月を小樽のひとも見をらむか

 

 

 

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秋日影

2023-09-28 | 俳句・秋・天文

東福寺方丈八相の庭

 

 

方丈の庭の砂紋や秋日影

 

 

 

 

 

 

秋の日の光、日差しをいう。

 

 

 

通天橋

 

 

秋の日は澄んでいて明るい。

 

 

 

 

 

 

だが、秋分を過ぎると日差しは次第に衰えてくる。

 

 

 

 

 

 

東福寺の方丈にある八相の庭には、海を表す砂紋が見られる。

その砂紋に秋の日が差していた。

 

 

 

東福寺開山堂(常楽庵)の伝衣閣(でんねかく)

 

 

秋日濃し常楽庵の伝衣閣

 

 

 

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大文字草

2023-09-27 | 俳句・秋・植物

 

 

大文字草に七堂伽藍かな

 

 

 

 

 

 

ユキノシタ科の多年草。

山中の湿った岩の上などに自生する。

 

 

 

 

 

 

八~九月頃、白色またはやや紅色を帯びた五弁花を円錐花序につける。

五弁のうち二枚がほかよりも長く、「大」の字に似るところからこの名がある。

ただし、写真の花は「イソトマ」というキキョウ科の一年草。

 

 

 

東福寺三門

 

 

東福寺には日本最古で大きな伽藍がある。

 

 

 

東福寺本堂

 

 

 

東福寺の広い境内には七堂伽藍が聳え建っていた。

その中央部に薄紫色の大文字草が咲いていた。

 

 

 

 

 

禅寺の大文字草朝日受け

 

 

 

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芙蓉

2023-09-26 | 俳句・秋・植物

 

 

東福寺南門の紅芙蓉かな

 

 

 

 

 

 

アオイ科の落葉低木。

中国、日本南西部原産。

八~九月頃、朝、淡紅色の五弁花をつけ、夕方にはしぼむ。

 

 

 

 

 

 

観賞用には白芙蓉、八重咲き芙蓉、酔芙蓉などがある。

 

 

 

 

 

 

酔芙蓉は朝のうちは白いが、午後にはピンク色になり、夕方にはさらに赤くなるのでこの名がある。

 

 

 

東福寺南門

 

 

 

京都の東福寺を訪れた。

南門の方から入ろうとすると、その道の両側に紅芙蓉が咲いていた。

 

 

 

 

 

京の路地歩いてきたり酔芙蓉

 

 

 

コメント (2)
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