俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

障子

2024-12-11 | 俳句・冬・人事

 

 

客殿の障子に朝日差してきぬ

 

 

 

 

 

 

日本家屋の建具で、片側にのみ和紙を貼り、光を採り入れ、寒さも防ぐものをいう。

 

 

 

 

 

 

障子は光を和らげ、湿度を調節し、保温効果も高い。

 

 

 

 

 

 

障子には衝立障子、腰付障子、襖障子、明り障子などがあるが、現在は明り障子を単に障子といっている。

 

 

 

 

 

 

金沢八景駅脇に金沢八景権現山公園がある。

そこの旧円通寺客殿を見学した。

この建物は、江戸時代後期に、かつてここにあった東照宮を詣でる人々をもてなすために建築されたとのこと。

茅葺屋根の客殿の障子に、ようやく朝日が差してきた。

 

 

 

 

 

会合の人の声する障子かな

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

巻繊汁

2022-02-02 | 俳句・冬・人事




けんちん汁は建長寺汁謹みて




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



豆腐、牛蒡、筍、きくらげ、大根などを油で炒めて

具としたすまし汁をいう。

けんちん汁は鎌倉の建長寺の典座が作っていた

精進料理で、「建長寺汁」が訛って「けんちん汁」

になったと言われている。

そのことを思い、謹んで作った。






具沢山けんちん汁や大鍋に




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鍋焼

2022-02-01 | 俳句・冬・人事




鍋焼や風収まりし夜となりて




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



本来は、鶏肉、魚介類、獣肉などを野菜とともに土鍋で

煮込み、鍋から直接食べる料理のことを指した。

だが、今では鍋焼饂飩のことをいうのが普通である。

寒い北風が吹く日であったが、夜になって収まった。

熱々の鍋焼饂飩で温まった。






鍋焼を吹きつつ母を偲びけり




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスイブ

2021-12-24 | 俳句・冬・人事




クリスマスイブのテレビを見たるのみ




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



クリスマスはキリスト教の開祖、イエス・キリストの

降誕祭のことで、クリスマスイブはクリスマスの前夜、

12月24日の晩をいう。







「聖夜」ともいう。







この夜に、寝ている子供たちにサンタクロースが

いろいろのプレゼントを持ってきてくれる。







クリスマスイブといっても、その様子を映すテレビを

見ているだけであった。






クリスマスイブや小振りのケーキにて




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池普請

2021-02-01 | 俳句・冬・人事




跳ぬるもの一匹もなし池普請




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



冬、池の水の少ない時期に、底に溜った落葉やゴミを

取り除くことをいう。







水口や水漏れ、堤防の修理などもこのときにする。







特に田水に利用する池では、村の共同作業で行な

ったりする。







以前来たときは水が満たされていた池が、今回水が

抜かれていたので驚いた。







冬に行なう池普請であった。

どこにも跳ねる魚は見られなかった。







木の梢(うれ)に鳥鳴いてをり池普請




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする