俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬の川

2023-12-29 | 俳句・冬・地理

 

 

底までも日差し遍し冬の川

 

 

 

 

 

 

冬の寒々として水嵩の減った川のことをいう。

 

 

 

 

 

 

太平洋側では冬に雨量が少ないため、川の流れが細くなる。

 

 

 

 

 

 

枯れた草木の間を流れる川は、荒涼たる冬を感じさせる。

 

 

 

 

 

 

水嵩の減った冬の川には、水底まで日差しが遍く差していた。

 

 

 

 

 

冬川にむき出しの石渡れさう

 

 

 

コメント (2)
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冬の海

2021-02-02 | 俳句・冬・地理




波に乗る人に夕日や冬の海




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冬の海は雲が低く垂れこめ、暗く荒涼とした感じ

がする。




鎌倉由比ヶ浜



日本海では寒風や吹雪を伴うなど、特に冬の海

という印象が強い。







太平洋側は晴れて凪ぐことも多いが、沖のうねりが

高く荒々しい。







鎌倉の由比ヶ浜には静かな波が打ち寄せていた。







冬の海にはサーフィンをする人が大勢いた。

夕日の映る帯の中にサーファーの黒い影があった。






金色に映る夕日や冬の海




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2020-12-25 | 俳句・冬・地理




覗きたる川凍りをり白々と




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氷は水が氷点下で凝固したもの。







厳冬になると、河川や湖沼、さらに海までも凍る。







氷の張った湖ではスケートや穴釣りを楽しむところ

もある。







晴れた日に氷の表面が光り、あたかも鏡のように

見えることを「氷面鏡」という。







川沿いを歩いていて日陰の川を覗き込むと、川が

白々と凍ていた。






音立てて氷割らむか鬱あれば




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冬の川

2020-12-19 | 俳句・冬・地理




一本の木橋を流れ冬の川




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山間を流れる川も、平野を流れる川も、冬は水嵩が

減り、川床を見せて細くなる。







川原は、川幅を狭めた分だけ広がり、ひっそりとして

いる。







両岸には枯草が次第に広がってくる。







冬の川は浅く、冷たく澄んでいる。







川には一本の木橋が架かっていた。

その下を水量の減った冬の川が流れていた。






冬川の瀬音の小さき夕べかな




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冬田

2020-11-29 | 俳句・冬・地理




一望の秩父盆地の冬田かな




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稲を刈り取ったあとの荒涼とした田をいう。







冬枯れの田である。







水を抜いて乾いた田の刈り跡に、晩秋に生えた

ひつじもすっかり枯れ果てた状態となる。







傍題に、「休め田」「冬田道」「雪の田」などがある。







見晴台に立つと、眼下に秩父盆地の冬田を一望する

ことができた。






札所へと向かひて歩く冬田道




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