俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

百合

2022-06-30 | 俳句・夏・植物




散策の鼻先にあり百合の花




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ユリ科の多年生球根草の総称。







百合は種類が多く、匂いの強いものが多い。







夏、芳香のある漏斗状の花を総状または散状花序に

つけ、あるいは単生する。







百合には、山百合、鹿の子百合、笹百合、鬼百合など

があり、別属に姥百合、黒百合などがある。







散策をしていると、道にいきなり百合が鼻先に現れた。

立ち止って見とれてしまった。






白百合や命惜しまむこころざし




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若竹

2022-06-29 | 俳句・夏・植物




若竹の殊に吹かれてゐたりけり




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その年に生え出た竹をいう。







皮を脱いだ筍はたちまち成長し、親竹をしのぐほどに

なる。







幹も葉もすがすがしい緑で、明るい。







その年に生えた竹という意味で、「今年竹」とも

いわれる。







風が吹いていた。

竹の中でも若竹が殊に風に吹かれて揉まれていた。






篁の色違ひなり今年竹




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合歓の花

2022-06-28 | 俳句・夏・植物




ベンチには二人の媼合歓の花




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マメ科の落葉高木。







山野に自生し、庭木ともされる。







六~七月頃、夕暮近く、枝先に十~ニ十個の頭状

花序をつける。

雄蕊の花糸が淡紅色で長く、紅刷毛のようで美しい。







夜間小葉が閉じて垂れるので眠ったように見え、

この名がある。







合歓の花が咲いていた。

その下のベンチに、二人の媼が話し込んでいた。






休日の閉ざす校門合歓の花




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梅雨明

2022-06-27 | 俳句・夏・時候




梅雨明や森の鴉の声とほり




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梅雨が明けることをいう。







暦の上では入梅から三十日後とされるが、実際には

地域や気象状況によって異なる。







平年は、七月下旬までに全国で梅雨が明ける。

雷鳴が轟くと梅雨が明けるともいわれる。







今年は本日、九州南部、東海、関東甲信で梅雨明け

したと気象庁が発表した。

平年より九州では18日早く、東海、関東甲信では22日

早い梅雨明けとなった。







今年は早くも梅雨が明けた。

森では鴉の鳴く声がよく通った。






武蔵野の雑木林も梅雨明けぬ




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孔雀草

2022-06-26 | 俳句・夏・植物




図書館へ行く人通り孔雀草




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キク科の一年草。

北アメリカ原産。







観賞用に栽培される。







夏、細長い花茎の先にコスモスに似た頭状花をつける。

花は鮮黄色で中心に赤褐色の蛇の目模様をつくる。

波斯菊(はるしゃぎく)、蛇の目草とも呼ばれる。







別に、メキシコ原産の万寿菊(マリーゴールド)も

孔雀草と呼ばれる。







道端に孔雀草が咲いていた。

その前を図書館へ向かう人が通って行った。






常に揺れをり道端の波斯菊




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