俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

大晦日

2019-12-31 | 俳句・冬・時候




買ひ忘れなきかとメモを大晦日




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十二月の末日、つまり一年の終わりの日をいう。







陽暦十二月三十一日に当たる。







晦日、つごもりは月の末日を意味し、一年の終わりで

あるため、大の字をつけて大晦日、大つごもりという。







日が暮れると社寺では篝火を焚いて初詣の参詣人を

迎える準備を整える。







大晦日に買物に行った。

もう買い忘れがないかと、スマホに入れたメモを

確認した。






大年の落暉今年も拝しけり




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小晦日

2019-12-30 | 俳句・冬・時候


箱根神社


明日のため茅の輪ありけり小晦日




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大晦日の前日をいう。

陽暦十二月三十日に当たる。







大晦日を前にして、今年もあと一日になったか、と

いった感慨をもよおす日である。







大晦日に行なわれる大祓のために、茅の輪が設えて

あった。

そんな小晦日であった。






小晦日富士の麓の夜景見て




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冬芽

2019-12-29 | 俳句・冬・植物




天を指す冬芽挙りてゐたりけり




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春に萌えだす芽は、秋のうちにでき、寒さに耐え

られるように固い鱗片で覆われ、休眠、越冬する。







これを「冬芽」または「冬木の芽」という。







常緑樹にもあるが、落葉樹の葉が落ちた枝の冬芽は

殊に目立つ。







冬の暖かい日に木の芽が萌えだしているのを見ると、

心和むものがある。







冬木の芽がみな天を指していた。

その様はシャンデリアの蝋燭のようであった。






刺ほどの紅き色して冬木の芽




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年の暮

2019-12-28 | 俳句・冬・時候




電飾の象に麒麟や年の暮




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一年の終わり、十二月も押しつまった頃をいう。







街では歳末売出しで賑わい、家庭では新年を迎える

用意に忙しい。







また、演劇や音楽会などの公演、各種イベントの開催

が多いのも特徴的で、慌ただしいなかにも活気があふ

れる。







さがみ湖イルミリオンを見に行った。

毎年、この時期になると各地でイルミネーションが

見られる。

さがみ湖イルミリオンは、日本三大イルミネーション

の一つということで、家族連れや若いカップルで賑わ

っていた。







イルミネーションのなかには象や麒麟もあり、これら

を見るのも年の暮らしいと思った。






歳晩や富士の電飾頂に




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藪柑子

2019-12-27 | 俳句・冬・植物




里山に日の差してをり藪柑子




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ヤブコウジ科の常緑低木。







山地の木陰に地下茎を伸ばして群生する。







観賞用として庭や盆栽などに植栽される。







冬、光沢のある葉の間に丸い小さな赤い実をつける。






小楢の葉の落ちた里山に日が差し込んでいた。

藪柑子の赤い実が日を返していた。






山道をひとりの刻や藪柑子




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